資金調達マニュアル 4-1:VCから出資を受ける

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

この章では、ベンチャーキャピタル(VC)から資金調達について解説します。

投資をする側にも、投資を受ける側にも厳しい世界なので、
辛口のご説明になりますが、よろしくお願いします。

『97%は相手にされない世界』

VCから出資を受けるまでの流れは以下のとおりです。
 

(1) コンタクト

– 企業からの申し込み
– VCからのアプローチ
– 事業計画書などの提出
– 顔合わせ面談
 

(2) 審査

– VC担当者の上司も含めて、本格的にVC社内で投資検討
– 財務3表・登記簿・定款・契約書などの証拠資料の提出
– 顧客・パートナー企業へのリファレンスヒアリング
– 投資契約書の文言の交渉
– 投資委員会での決定
 

(3) 投資

– 払い込み
– 株式事務
 

(4) 支援と監視

– 取締役の派遣
– 取引先の紹介
– 人材の紹介
– 管理体制構築支援
 

(5) Exit

– IPO
– Buyout
– 敗戦処理
 


VCからの資金調達は非常に難易度が高い資金調達方法です。

統計的には、コンタクトした企業を100%とすると、
投資を受けられるのは1%弱
その一歩手前の審査フェーズまですすむ企業でも全体の3%

本格的な検討さえしてもらえず、
「97%は相手にされない」という厳しい世界なのです。

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