Vol.16 顧客単価をアップさせるギフト商材に挑戦

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
グルメ商材の需要 として、大きな要素を占めているのが「ギフト」。 ギフト商材に長けているかどうか、ここもグルメ通販成功の大きな秘訣なのです。 今回、ギフト商材について考えてみましょう。

「ギフト商材」とはどういうものか

 「ギフト商材」とは、「贈 り物として利用できる商品」を指します。これは、

○贈って喜ばれる商品である(高級、希少、または消耗品・必需品)

と いうのに加えて、

○贈るにふさわしい「装丁」である

というのが重要な要素となります。こ れは、贈る相手にも大きく左右されることになりますが、

○会社の上司、目上の人、かしこまる必要のある相手

○友人、親戚、気 取らない間柄の相手

といった違いがあるように、贈るものや選び方にも大きな差が出てくるわけです。

 例えば、

○ 鍋セット
○カニ、牛肉
○泥付の野菜

などの商品を、いくら高級だから、美味しいからと言って、調理して食べる必要のあるもの は、事務所宛の贈り物にはふさわしくないでしょう。それに、

○桐箱入りの高級商材
○金箔入りの高級商品
○高級箱入りチョコ レート

などは、装丁や付属物にお金がかかりすぎていますから、近しい友人や子供の多くいる家庭などに贈るには、意味のない贈り物になる可能 性も高いです(その分、中身を充実させてあげた方が喜ばれます)。

 贈られる相手を取り巻く環境にふさわしい「装丁」のもの、それが「ギフ ト商材」になりうるものだと認識してください。「福袋」「アウトレット」店にとっては「こんなもの」でも、ギフト利用で購入される方、意外と多いのです よ。

 

この商品はギフトになる?ならない?

  よく訊かれるのが「うちの商品、どうやったらギフトに使えますかね?」という質問。

 そこは、販売する側としては一番わかっていてもらいた い気もするのですが、近すぎて見えない「古女房の長所」みたいなもので、身近過ぎると気づかないことも多いのです(苦笑)。

 ギフトにする には、まず「装丁」を整えることから始めるべきでしょう。

 通常、ビニールなどで簡易包装にしているものだったら、箱に入れたり紙を巻いた りして、格好を整えることから考えればいいのです。既製品でもサイズが合えば、結構いい演出になる箱や袋はありますし。「いい箱や資材を使うと高く て・・・」という意見も出ますが、だからこその「ギフト」なわけで。かかった資材の分は、しっかりとお値段に乗せるか、もしくは容量を減らして原価率を下 げればいいわけですから。

都内の店舗さんはよく「シモジマ」というお店を利用することが多いです。

http://www.shimojima.co.jp/

 こちらのサイトを参考に して、どんな資材があるかを見てみるとか、カタログを取り寄せて研究してみるとか。自社で商品の製造が可能なお店でしたら、逆に資材にあわせて商品の規格 を作っていってもいいわけですから、そこは臨機応変にやりましょう。

○箱に入れる
○包装紙をかける
○リボ ンやひもをかける

それだけのことで、商品は立派に「ギフト」になります。

 「うちはナマモノで、発泡スチ ロールの箱に入れてるから無理だよ!」無理じゃありません。冷蔵・冷凍にも対応するような防水加工済みの包装紙などで包む、もしくはスリーブ(筒)状に巻 いてあげるだけでも、全然印象は変わります。

 緩衝材で使用していた古紙や新聞紙をやめてエアクッションにするとか、そんなことだけでも見 栄えは格段にあがります。見栄えさえあがれば、ギフトはOKです。柔軟に考えて、商材を研究してみてください。

 

ギフト需要がなぜ重要なのか

○ワッフルケーキの店 エール・エル

http://www.rl-waffle.co.jp/

  関西方面に実店舗も多数持っているお店で、ネットでも非常に人気があります。その人気の秘密は、商品の味だけでなく、「値ごろ感」、加えて「装丁の美し さ」にあると感じています。

リーズナブルな商材なのに、とてもスタイリッシュな箱に入って、非常に見栄えがいいのです。

「見 栄えがいい」=「贈り物や手土産に使える」

というのが、ギフトの基本発想です。

「自分用に買ってみたのに こんなに見栄えがいいのなら、ギフトに使おうかしら!」
「この値段でこの見た目なら、もっと高く見えてラッキー!」

そう、思わせら れたら勝ちですね。

 もちろん、パッケージのコストを下げるには、大量に発注して原価率を下げるしかないのですが、ここは経営判断です。こ こまでしてでもギフトに賭ける「意味」とは?

 それは、「自分用は1セットが限界。でもギフトなら100セットの購入可能 性がある」ということ。食品ですから、賞味期限もあります。一人で大量に消費するのは難しいのが現実です。でも、自分が気に入って、お いしくて薦めたいものなら、ギフトとして複数を購入してくれる可能性があります。

 つまり、「顧客単価がアップする可能性が高い」わけで す。

 一人のお客様が複数の送付先に商品を購入してくれる、こういうお客様がどんどん増えれば、お届け先の可能性は無限大に広がります。

  ギフト商材の重要性、ご理解いただけたでしょうか。

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