Vol.2 自分を追い込み強い動機を作り出すことが成功につながる

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
クーポンランドを 私が創刊から現在まで成長させようとする動機の一つに、現在闘病中である父との関係がありました。起業を目指す皆さんにも、自分を奮い立たせる動機が存在 されていると思います。動機は与えられる場合もあれば、自分でつくりだすこともできるものです。強い動機を武器に事業を成長させていきましょう。

動機の種類は4種類。長続きの動機と成功者の動機の違い

  辞書で調べると「動機とは、人が行動を起こしたり、決意したりする時の直接の(心理的な)原因・きっかけまたは目的」とあります。仕事柄、私もさまざまな 経営者と出会いますが、成功されている方には強い動機が存在しているように感じます。経営者だけでなく、事業を成し遂げた人には、共通している点です。動 機を区分して見ると次の4つに整理できます。

 

●     やりたいこと

●     やるべきこと

●     やれること

●     やらなければならないこと

 自分が「やりたいこと」のなかから、環境を加味し「やるべきこと」に 沿って、今の自分の力で責任を持って「やれること」を行っていくことが、長続きする秘訣です。しかし、成功者の動機とは少し意味が違うと私は思います。

 

成功者の動機は「やらなければならないこと」と「やりたいこと」のリンクからはじまる

  敗戦後の高度経済成長の背景にあったのは、選択の余地がない貧しさからの脱皮という動機があったと思います。起業や事業の成功の価値感と人生の幸せの価値 感は、必ずしも一致するとは、言えないでしょう。現に、英国の独立系シンクタンクご公表した調査によると「世界一幸せな国」という調査で、1位はバヌアツ 共和国という南太平洋に浮かぶ島国でした。(世界178国中、コロンビア2位、コスタリカ3位 日本95位、米国150位)最近の若者は、将来どうなりた い?という質問に対して、べつに・・・。という答えが多いと嘆くご年配の方も多いと思います。背景には「豊かさ」や「無関心な心」などが主に挙げられるで しょう。

 幸せの価値感は人それぞれなので、自分の状況に対する自覚を持ち、良心に沿った生き方であれば、豊かさの産物として致し方ない現 象であると思います。しかし、起業や事業を成長させたいのであれば、選択の幅が広ければ、広いほど人は迷い、迷っている時間だけ成功には遠回りになりま す。

 「火事場の馬鹿力」は、自分を追い込むこと、やらなければならない状態で発揮されます。潜在能力を引き出し自分の可能性を広げるため には、「やらなければならないこと」に対する強い自覚があり、それを「やりたいこと」にリンクさせることで強い力になります。

 

強い動機「やらなければならないこと」をつくる方法

 私の場合、学生時代から、 やらなければならない境遇でした。今となっては、そんな境遇に感謝していますし、そういった外発的動機に動かされていながらも、それを内発的動機に変えて 情熱にしてきました。動きながら考える中で、今となっては、自分の欲望を超えた意味が存在しています。以前、友人から「俺はあまり苦労してこなかったか ら、羨ましい」と言われたことがあります。回答に困る微妙なコメントでしたが、私自身、常に自分を追い込む環境を作り出すようにしています。以下に環境の 作り方の例を書いて見ました。

 

●     周囲に「絶対成功する」と言い切る。

●     親やお世話になった人にお金を渡して貧乏になる。

●     困っている人にたくさん会う。

●     死ぬまでにやらなければいけないことリストをつくる。(複数可)

●     やらなければいけないことが達成するまで、何か大切なご褒美を自分に与えない。

●     とりあえず動く。

などな ど・・・。

 自分が「やらなければならないこと」と「やりたいこと」をリンクさせ、環境を加味し「やるべきこと」に沿って、今の自分の力で 責任を持って「やれること」を行っていくこと。そして時に世界を俯瞰してスケールが大きい、身震いするような「やらなければならないこと」を持ち、また実 行は一歩一歩。挑戦することを通じて、自分が成長する。

 自分の可能性を信じて一歩踏み出すことは素敵なことです。その勇気と成功させるま でやり続ける理由を持って行動する。そして、自らの志を確固たるものし、結果に対して責任を持つ。その中で新しい創造性や革新性に富んだフリーマガジンを 生み出し、業界の発展や社会の発展に共に貢献していきましょう。

 

 最後に、私事ではありますが、2007 年1月6日(土)闘病中の私の父が、脳死状態であると医師から宣告を受けました。それは年末に婚約を決めた直後の出来事でした。私の父がこの連載を楽しみ にしてくれていました。執筆を支えて頂いているドリームゲートの皆さん、そして愛読して頂き、時にコメントを書いて頂いた読者の方々に本当に感謝しており ます。2007年も宜しくお願い申し上げます。

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