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喰える資格と喰えない資格
現在、日本 には数え切れないほどの資格があります。俗に「喰える資格」「喰えない資格」という分け方がされますが、まず、そこが大きな間違えです。資格に喰わせても らうのではなく、自分で喰わなくてはいけないのです。つまり、資格を活かすも殺すも、あなたしだいということなのです。
例えば、一般的に独 立が難しいと言われている資格があるとします。しかし、それは誰が言っているのでしょうか。ある資格を取得し、その資格についての本を書いたり、他の資格 と組み合わせてバージョンアップをしたり、その資格を教える講師になったりする。その資格そのものの活用ではないからといって「邪道」だと思いますか。
実は、これが資格で「お腹一杯喰う」ためのヒントなのです。「この資格で何ができるか」ではなく、「この資格で何をやろうか」という気持ちが大切なので す。誰も手をつけていない分野は、直ぐに一番になれるチャンスなのです。
実際には資格を活用するという特性がありますが、今回は独立・起 業の準備についてお話したいと思います。
動機はしっかりと固めよう
開業をしたい気持ちはあるけど、何故踏み切れないのか。それは自分が何故開業をしたいのか、信念がしっかり決まっていないからではないでしょうか。しっか りと信念が固まっていないと、結局は「独立に役立たない資格」で終わってしまうのです。ですから、動機はともかく、せっかく資格ホルダーになっている、も しくはなるのですから、しっかりとした信念を持つようにしましょう。
取 得資格の組み合わせなどを考える
資格学校で講師をしていると、「今もっている資格だけで開業できますか。何か他の資格が必要ですか」と 聞かれます。実際に、ダブル、トリプルライセンスで開業されている方も多いのです。しかし、資格は多くあればよいのでしょうか。私はそうは思いません。資 格は数ではなく、どのように使うかが大切なのです。ですから、自分がやろうとしているジャンルをよく考えてから、他の資格が本当に必要なのかどうかを考え ましょう。
資金力を考える
次にお金ですが、これはと ても大切です。安心して業務に専念できるかどうかは、開業当初の資金にかかっていると言っても過言ではありません。私自身は、少ない資本金で開業したので すが、実は、これが事務所の拡大を遅らせる原因となったのです。
目安として、大体、約1年は食べていけるだけの資金を用意した方がよいと 思います。
これは、資格では喰えないということではなく、資格で成功するかどうかは、人脈にかかってきます。ですから、最初の1年は所謂「顔を 売る」営業に専念をした方がよいのです。
私の場合は、独立して直ぐに仕事が来たのは嬉しいのですが、その分「顔を売る」営業があまりできなく て、人脈を作るのに苦労をしました。ですから、最初の1年は所謂「顔を売る」営業に専念をした方がよいのです。最初の1年は「顔を売る」営業に専念しま しょう。