Vol.6 五日間で300万人!!150億円を売り上げる平塚市民の力

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
「湘南平塚七夕祭 り」は、今年で58回目を迎えました。例年300万人の来街者があり、150億円を売り上げる観光事業です。この事業の運営体制をみると、市民の力が大き く貢献しています。

5日間、300万人、150億円!!!

Vol.6_七夕1「湘 南平塚七夕祭り」(俗称:平塚の七夕)は、例年7月の頭に土日を挟んで開催されます。今年で58回目を迎え、例年300万人の来街者と150億円の売り上 げの観光事業です。

この事業の運営体制をみると、市民の力が大きく貢献しています。その中心組織が平塚市認可法人「湘南平塚七夕祭り市民の会」(会長 後 藤武史)で「湘南平塚七夕祭り」期間中に開催される約100種類のイベントの推進力になっています。 

 

 

 

きっかけは、戦災復興から

 平塚は1945年(昭和20年)7月の大空襲で壊滅的打撃を受け、 全市が焼野原と化してしまいました。しかし、戦災復興も一段落したことを記念して、1950年(昭和25年)7月「復興祭り」が開催されました。
そして、 ちょうどこの時期が近くの農家の野上り休み(6月の麦刈、田植えなどと農作業を終えた後の農家の休み、機械化された現在はない)と重なり多くの人出があり ました。

そのため、平塚商工会議所、平塚市商店街連合会が中心となって1951年(昭和26年)7月には仙台の七夕まつりを参考に、第1回七夕まつりを行 いました。そして、1957年(昭和32年)の第7回七夕まつりからは、平塚市の主催となり、日本を代表する七夕まつりまでに成長しました。

 

「よさこいソーラン節」で黒山

Vol.6_七夕2 期間中のイベントしては、
木遣りまといパレード、
織り姫披露パ レード、
竹飾りコンクール、
七夕おどり1000人パレード、
友好都市ー郷土芸能披露(高山市・花巻市)、
湘南星舞フェスタ、
七夕杯争奪アマチュアダンス競技会、
マーチング&バトンスクエア、
親善ゲートボール大会、
湘南ひらつか七夕まつり将棋大会、
湘南ひらつか七夕まつり囲碁大会、
和太鼓演奏など、約100 以上のイベントが開催されます。

イベントが多くあるので、市民も来街者も、何か自分のニーズを満たしてくれるのがあります。
そのため、それらを目的に、毎年訪れる来街者が多くいます。最近のイベントの目玉が湘南星舞フェスタです。
この湘南星舞フェスタは「よさこいソーラン 節」を1チーム50名、18チームが特設ステージで踊りを披露します。各チームの工夫された「よさこいソーラン節」が観客を魅了し、「湘南ひらつか七夕ま つり」の目玉になっています。
このイベントも、湘南平塚七夕まつり市民の会」が中心となり、毎年5月から準備し、出演するメンバーを厳選して質を保持して いるため、例年観客が黒山になっています。
 

今回のポイント

 行政が全 部を仕切るのではなく、市民団体に大幅な権限を委譲して、実際のニーズに合わせたイベントを開催している点だと考えられます。実際、平塚市認可法人「湘南 平塚七夕まつり市民の会」も平塚市から予算措置を受け、それを原資に各イベントを開催しています。市民の協力がなければ、5日間に300万人もの来街者を さばくことはできません。

 

平塚七夕公式ホームページ
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/tanabata/yotei.htm

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