Vol.11 世界一のセールスパーソンも行っていた好感を持たれるコツ。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
前回、お話した LIKE(ライク)の法則。 この法則には、もう一つの側面があります。 ギネスブックが認定するような世界一のセールスパーソンも実践していた、そのもう一つの側面とは?

世界一のセールスパーソンも行っていた方法とは?

 人は、自分 と似た人を好きになる傾向がある。LIKE(ライク)の法則というのを前回お話しましたが、実はこの話には続きがあります。この法則の持つもう一つの側面 を、ぜひ知っておいていただきたいのです。

 この法則に関連する面白い話があります。

 ジョー・ジラードという人をご存じで すか?ギネスブックの認定する世界ナンバーワンのセールスパーソンです。世界中の注目を集める有名人で、あちらこちらでさまざまなエピソードを聞く機会が ありますから、すでにご存じの方もいるかもしれません。その彼の行っていた習慣で、あるユニークなことがあります。

 彼は毎月、自分の顧客 に手紙を送っていたそうです。ダイレクトメールなら定期的に出しているという会社もあるかもしれません。また、もう少し力をいれている会社なら売り込みの ダイレクトメールとは別に、顧客の興味を持ちそうな内容を盛り込んだニュースレターを送っているというところもあるかもしれません。

 彼も また、毎月1万3千人以上の顧客にさまざまな内容の手紙を送っていました。しかし、手紙に添えられたメッセージはいつも同じものだったそうです。

  それは「あなたが好きです」というメッセージです。

 

好意のキャッチボール

 ジョー・ ジラードの「あなたが好きです」というメッセージが、どれだけの効果があったのかは正確に計ることはできませんが、世界一のセールスパーソンである彼が手 間もコストも掛かるにも関わらず手紙を送ることを止めなかったのは、何よりも彼自身が手紙の効果を感じていたのではないでしょうか? 

 自 分に好意を持ってくれている人に対して、よい評価をする。

 つまり、好意を受けたことに対して好意で返すということですが、このようなこと を「好意の返報性」といいます。人は自分のことが好きな人を好きになるということですが、逆にいえば、好意を感じさせない相手には好意は返さないというこ とです。そのためには好意を持っているということを伝える努力もしなければなりません。

もちろん、行動だけ真似てもだめです。気持ちが伝わ るかどうかは顧客に対する思いやりの心を持てるかどうか、そして、その気持ちを伝える方法を持っているかどうかなのです。まずは、すべての顧客でなくても よいので、好意を伝える試みをしてみてはいかがでしょうか?

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