Vol.2 ケータイネットショップ開店への道

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
常に手元にあり、 隙間時間を利用して買い物ができるため、ケータイ通販の利用はだいぶ 違和感のない消費行動になりつつあります。比例してケータイネットショップ成功の声も聞こえてくるようになり、中にはケータイネットショップだけで年商 10億円を達成するツワモノショップもあるほどです。今回はネットショップを開店するにあたって、もっともベーシックな2つの出店形態についてご説明します。

どっちを選ぶ?2つの出店形態

 ネットショップを開店するに当 たって、まず選択しないといけないのは、自店販売型で展開するか、ショッピングモール出店型で展開するかということです。
以下、その特徴とメリッ ト、デメリットを並べてみました。

自店販売型で開店
サイトの立ち上げから、集客、販売、発送にいたるまですべて自分たちで行う方 法です。

【メリット】
・仕入れ・経費以外すべてが利益となる。
・デザインやサイト構成を自分の好みで決めたり、変えたりで きる。

【デメリット】
・サーバー、ドメインの確保からHTML(※1)やCGI(※2)の制作にいたるまで、ホームページ開設の 知識が不可欠。
・まとまった初期コストが発生する。
・広告を出稿したり、メールマガジンを発行したり、地道な集客が必要。

ショッ ピングモール出店型
楽天モバイルやYahoo!モバイル、ビッダーズなど、ショッピングモールサイトのASPサービスを利用する方法です。

【メ リット】
・HTMLなどホームページ設立に関する知識が必要ない。
・メールマガジンの配信機能など集客ツールを利用できる。
・大 手サイトはすでに固定のユーザー層がいるので、最初から潜在的顧客がいる。

【デメリット】
・一定の手数料がかかるため、利益率が 低い。
・同業ショップも多く出店しているため、過当競争に陥る可能性がある。
・サイトデザインの自由度が低い。

  一言で言うと、ショッピングモール出店型の方が圧倒的に楽です。
しかし、利益率を考えると自店販売型の方が旨味が多いため、まずはショッピング モールに出店して、ある程度の顧客層が確保できた時点で、自店サイトを構築して導線を敷き、自店販売型に切り替える、というのも一つの手です。
ま た、すでにリアルな店舗や流通経路、もしくはPC用ネットショップがある場合は、あえて競争率の高いモールでの勝負を避けて、最初から自店販売型に挑戦し た方が賢明と言えるでしょう。

 いずれの場合も明確なターゲット設定を行い、ケータイで手軽に買いたくなるような商品選別、ついで買いを 誘発する"陳列"の仕方など、正しい選択と緻密な配慮が成功への第1歩となります。

 今後も当コラムにおいて、より高度な「売れる」ケー タイネットショップについてのノウハウを提供させていただきたいと思います。

※1 HTML(Hyper Text Markup Language)
ウェブページを記述する書式。HTMLという書式で記述された文書ファイルをブラウザソフトで読むことでウェブ ページとして閲覧することができる
※2 CGI(Common Gateway Interface)
Webクライアントからの要求に応 じて、Webサーバが外部プログラムを起動する仕組み。
HTMLだけでは記述できないような動的なページを作成することが可能
 

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

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