ネットショップ Vol.2 ネットショップをはじめよう2

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
成功しているネッ トショップの事例を見ながら、取扱商品の「商品力」というものを考えてみましょう。

ニッチ商材について

 「ニッチ」と、ひとことに 言っても多種多様です。ニッチの中には、商売として成り立つものと、成り立たないものがあります。「そうは言っても、うちにはニッチと呼べる商材はな い」、と思われる方もいらっしゃると思います。もちろん、何か特別な商材をお持ちの方は、それに徹して、全国の数名のライバルの中で一番を目指して下さ い。ニッチな商材がないと思われる方は、何か特別な商材を探すのではなく、既存の商材をニッチ的に見せるという方法があります。 

 ニッチ 的に見せる考え方として、取扱商品の「商品力」というものを考えてみましょう。

 

ニッチ商材 商品力の三原則

 (1)独創的・個性的(オリジナル)、(2)楽しさ (インパクト)、(3)適正価格(リーズナブル)

 ニッチと呼ばれる商材で、商売になっている商品は上の三原則を満たしている商材が多いで しょう。

 逆に、普通の商材をそのように見せるためには、サイトの作り方、表現の仕方をこの三原則に合わせていきます。実際に、この手法で 成功されているネットショップを見てみましょう。「カニ」という一般的なメジャー商品を、見せ方により商品力を高めている「カニ市場 北国からの贈り物」 さんです。

■カニ市場 北国からの贈り物
http://www.rakuten.ne.jp/gold/snowland/

 タラバガニの販売ページですが、「デカタラバ」と命名し、カニに”個性”を持たせています。「蟹が届けば、みんなが笑顔」と写 真を掲載し”楽しさ”を表現しています。「今回は社長にナイショで」、と”リーズナブル感”を打ち出しています。もちろん、それ以外にも売れる理由はたく さんあると考えられますが、まずはサイト製作の基本三原則は、ニッチ商材三原則と同じです。ページ自体が商品力を持っています。

 

情熱ドットコム誕生秘話

 1998年のことです。私は、これからの時代、イン ターネットの普及に伴い、自社でホームページを作ろうと思いました。ただ、それまでの私は、インターネットもホームページもパソコンも、まったくの素人で した。ホームページひとつ作るにも、どうすればよいか分からない、そんな状態でした。そこで、大阪の電気街「日本橋」に行きました。ソフト売り場には、い くつかのホームページ作成ソフトが売っていましたが、何を買っていいかも分からなかったので、書籍売り場に行き、並んでいる本を見ると、ホームページビル ダーというソフトの書籍がもっとも多く並んでいました。おそらくこれが売れ筋なのだろうと判断し、ソフトと書籍を購入しました。これが情熱ドットコムの始まり です。

 

代表的なホームページ作成ソフトについて

  ネットショップを立ち上げる際に、まずは、ホームページを作らなければなりません。しかし、HTMLでイチからつくることは、専門的な知識がない限りは難 しいと思います。私のように、ホームページ制作ソフトを購入し、作り始めることをおすすめします。以下に、代表的なソフトをご紹介します。

■IBM ホームページビルダー
 http://www-06.ibm.com/jp/software/internet/hpb/
■Macromedia Dreamweaver
  http://www.macromedia.com/jp/software/
■Adobe GoLive
  http://www.adobe.co.jp/products/golive/main.html

 現在の私は、Macromedia Dreamweaverを使ってサイト構築をしています。テンプレート機能など、便利なツールが好評で多くのウェブマスターが採用しているソフトです。ど のソフトにも一長一短があります。基本的にはどれを選んでも良いです。大事なことはホームページを作り始めることです。そして、単にソフトで製作するだけ でなく、HTMLタグ辞典などをそばに置いて、タグの意味も一緒に理解するようにしましょう。

■HTMLタグ辞典
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798102423/

 

学びとチャンス

 三方よし。「売り手によし、買い手によし、世間によし」。これは近江商人の教えです。

 お客様に 喜んでいただくことは当然として、仕入れ先様に喜んで頂き、商売が社会のお役に立ち、その中で自分の商いも利益を得る。お客様との取引を通して、商売は磨かれ ていきます。商売は「お客様が教えてくれる」と言っても過言ではありません。

 一方、商売のチャンスは、仕入れ先にあることが多いと思いま す。仕入れ先を大事にし、共に歩むことは、結局のところ、お買い上げいただくお客様への、最高のサービスに結びつきます。ネットショップでは、売ることば かりに気がいってしまい、仕入れに気が回らない人もあるようです。「インターネット=安売り」と考え、嫌がるメーカーさんも、まだまだ多くいます。安売り のお店も多いですが、安売りを追求し過ぎると、仕入れ先が減ります。良い商品を、仕入れ先が紹介してくれなくなります。最後には、誰かに迷惑をかけなけれ ば、仕入れができなくなります。適正利益をきっちり上げる努力をしないかぎり、「労多くして、益が少ない」といった、雑な仕事にもなりかねません。

  「安売り=悪」と言っているのではありません。「丁寧な商売をしよう」ということをお伝えしたいのです。丁寧な商売をするには、手間暇が掛かります。しか しながら、その手間暇が、お客様の感動を呼ぶことに繋がります。自らの頭を使い、体を使い、悩み、苦しみ、手間暇をかけていく。そういう努力がなければ、 売上は決して上がりません。そして、丁寧な仕事は、丁寧な生き方に繋がり、自分自身の人生を良くしてくれます。私はそう信じています。

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