Vol.19 【タバコの匂いにご注意!】通販経営の落とし穴

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
何を隠そう私、喫 煙歴25年、一日2箱・3箱はざら、という、かなりのヘビースモーカーでした。 それが、禁煙して、気づいたことがたくさんあったのです。今日は、ちょっとそんなお話を。

禁煙のきっかけは・・・

 私が独立してこの仕事を始めたのは、 2005年2月からでした。それから1年強、フリーでお仕事をしていた頃、2006年3月に開催されたドリームゲートの「大挑戦者祭2006」を偶然知 り、興味本位で足を運んだのが、現在の「株式会社自在屋」設立のきっかけだったんです。

  上記にもありますが、実は、とっても怖くなったんですよ。思い立ってから起業までの間が、あまりに短かったものですから。それで、何か「願」でもかけない と平常心では前に進めず、「一番好きなものを断つ」と祖母が言っていたのを思い出して、ふと思ったのが「タバコ」だったのです。

 悩みまし た。3度のメシより好きだったタバコ。お酒が得意ではないので、嗜好品といえば「ニコチン&カフェイン」という生活だったのが、そのひとつがなくなるわけ ですから。まるで片腕をもがれるような思いにかられつつ、でもフードに関わる仕事をしていく上での「信頼度」も欲しく。悩みに悩んだ末、禁煙することを決 断したのです。

2006年5月1日、申請書を提出。その日の0時0分より、禁煙を始めたわけです。

 禁煙ガムも禁煙パッチも 体に合わず、結局は「根性」だけでやり抜いてしまったのですが、途中の苦しさを乗り切るコツは「自分に対する脅迫」でした。

「今 ここで挫折したら、会社がダメになる!」

 この思い込みが、功を奏して、未だ禁煙が続いている、というわけです(笑)。

 

取り寄せ商品のダンボールがタバコくさいことも

 私が仕事をしているデスクの上の壁は、今でも 茶色く汚れています。今思うと、本当に体に悪いことをしていたんだなと思います。

 タバコを吸っていた頃はあまり気にもならなかったのです が、タバコの匂いというのは結構簡単に染み付くものだと、最近は実感しています。カラオケボックス、分煙のないレストラン、同乗の車内、駅の喫煙コー ナー。こと東京は、まるで「差別」のように喫煙コーナーを閉鎖して分煙しているせいか、そのスペースには異様にこもった匂いが強くなってしまっているよう に感じます(あれは若干やりすぎな感が否めませんが)。

 タバコを吸う部屋に置いてあるものは、基本的にすべて、タバコの匂いが染み付くも のだと考えてよいでしょう。パソコンのモニターなど、たまに拭くと雑巾がまっ茶色になって、ぞっとすることがありますよね。大きな会社のオフィスなどで は、分煙化が進んでいますが、ネットショップなどの小規模の会社などでは、まだまだ小さなオフィスで自由に喫煙ができる環境があるのでは、と想像します。

  それがわかるのは、お取り寄せで頼んだ商品の「ダンボール」「伝票」「包装紙」「封筒」などが、時折ひどくタバコくさい時があるからです。

  紙類というのは、タバコの匂いがとても染み付きやすい素材。吸っている方は気づかないと思いますが、通販のダンボールを開けた瞬間の匂いというのは、結構 インパクトが強いものです。梱包をしている部屋が、喫煙可能な部屋であるかどうか。ダンボールを置いてある部屋、もしくは仮置きしていたワゴン車の車内 も、簡単に匂いはつくのです。
タバコを吸わない人は、意外とそういう細かいところの匂いをかぎわけるものなのです。

 これはグルメ 通販に限らずのことと言えますが、やはりお客様の立場からすると、かなり嫌だ、というのは、きっと想像するに難くないと思うのです。

 まし て食べ物で・・・と言うのは、どうでしょう?

 

大切なのは 「差別」ではなく「区別」

 私も、今でもたくさん喫煙者の友人がいますし、今でもタバコは大好きです。人が吸っている伏流煙、いい匂いだなと 思ってクラクラすることもあります(笑)。
 

 でも、それと「染み付いた匂い」というのは、まったく別のものなんですよね。人の煙は 好きですが、髪や服に染み付いた匂いは、実は結構臭いんです(苦笑)。

 これが「友人同士」であればまだわかりあえるものですが、「店とお 客」という立場になると、かなりきついクレームが来る結果になるのは、ご理解いただけるのではないかと思います。どうぞ、事務所内、ダン ボールなどを置いている倉庫内は、禁煙を心がけるようにお願いいたします。全否定はもちろんしません。あくまで「区別」が必要、というの だけご理解いただきたい。無駄なトラブルを引き起こさないためにも、またご自身の健康のためにも、です。

 余談ですが、先日久々に、以前勤 めていた通販会社の社長にお会いしました。社長は、タバコが大嫌いなのに、私が以前勤めていたころ、同行していた間は、ずっと私のタバコに付き合わされて 「喫煙席」で我慢してくださっていたのです。
「あの頃の社長の気持ちが、今になってようやくわかりました、ごめんなさい!」
と、心からお 詫びして、握手などしてみました(笑)。勝手なものだとは思いつつ、大事なことだなあとしみじみ感じる昨今なのです。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める