Vol.02 繁盛の条件は顧客の”記憶”に残るか

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
繁盛店の現場を「見て感じる」ことは自店を成功に導く為にとても有効な手段です。店舗ビジネスで起業して成功するためのヒントは“現場”にこそ存在します。 店舗ビジネスにおいて、新規客をリピーターに育成できるかどうかは店舗の全体イメージによるところが大きいといわれます。店舗の全体イメージを持つことができなければ、顧客の“記憶”に残るような、店舗としてのイメージを顧客に対して訴求することはできません。出店を繁盛店として成功に導くためには、しっかりとした店舗イメージを持ち、起業の準備や起業後の店舗運営に取り組むことが必要不可欠なのです。

時には、プランを捨て、街にでよう

 起業・創業支援活動としてビジネスプランのブラッシュアップ相談やビジネスプランのコンテストで審査を行うことがあります。ビジネスプランコンテストで優勝すると脚光を浴び、各種メディアで取り上げられて、成功へのファーストステップを踏み出します。

その反面、ビジネスプランコンテストで落選した多くの起業を目指す方はその後どうなるでしょうか。コンテストで相対的な評価を受けなかったことは事業の実現性や成長性が見込めず、見直しを余儀なくされるということになるのでしょうか。

 答えは“NO”です。

コンテストに応募して入賞できなかったものの、それをバネに奮起して起業後に繁盛店として成功した事例は私が目の当たりにしているだけでも数多くあります。プランが高く評価されなかったことと起業の成功・失敗には必ずしも関わりがあるわけでは無いのです。

こうした経験から、店舗ビジネスで起業を目指す方にはビジネスプランのブラッシュアップと並行して、繁盛する成功事例を数多く“実際に自分の目でみること”・“店内の雰囲気を肌で感じること”・“起業家と話してみること”などをおすすめしています。

繁盛店の現場を「見て感じる」ことは大変に有効です。店舗ビジネスで起業して成功するためのヒントは“現場”にこそ存在するのです。

 

繁盛の条件は顧客の“記憶”に残るか

 店舗ビジネスにおいて、新規客をリピーターに育成できるかどうかは店舗の全体イメージによるところが大きいといわれます。立地や商品・サービス、接客態度などどれかひとつだけが優れていたとしても、店舗が全体イメージとして顧客に“記憶”されなければ、もう一度、来店してもらうことはできません。

 

店舗ビジネス成功している起業家は「立地候補の場所をみると店舗イメージが沸く」と語りました。店舗の全体イメージを起業準備の早い段階に明確化することができると意思決定のスピードが格段にアップします。内外装や備品・調度品の調達、商品・メニューのプランニングなどを全体のバランスの中で考えることができるようになるのです。

 

さらに起業家がハードとソフトの両面で店舗の全体イメージを持つことができなければ、顧客の“記憶”に残るような、一貫性ある店舗イメージの訴求を実現することは不可能です。あなたの店舗を繁盛店として成功に導くためには、しっかりとした店舗イメージを持ち、起業の準備や起業後の店舗運営に取り組むことが重要です。

 次回は、繁盛店の全体像を理解するための分析視点やチェックポイントについて、お伝えしていきます。

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