Vol.1 ニュース性を活かした広告戦略で成功!!

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
建設機器リース会 社を立ち上げた社長が行ってきた新聞広告戦略とは。新聞の特性を活かした使い方にヒントを見つけることができます。

題字横を使え

 ある建設機器リース会社を立ち上げた社長の新聞 広告の出稿方法は、「題字下」と呼ばれるスペースに出稿するかたちの広告でした。題字下とは、字のとおり、題字=新聞名が記載してある真下あたりにとられた 小枠の広告スペースのことをいいます。内容としては、スペースが大きくないことから、社名であるとか、商品名とかをシンプルに乗せるというのが普通の使い 方です。誰もが見る1面のトップ記事の横にあることで、自然と覚えてしまうという地味なタイプの新聞広告のひとつでした。

 では、なぜ、こ の社長がこの題字下というスペースにこだわったか?それは、テレビのスポーツニュースと関係があるのでした。

 

スポーツニュースと新聞広告

 今では東京のキー局でのニュースショーに登場する新聞は、多くは広 告スペースに覆いがされていてクライアントがわかりませんが、地方の局では広告部分をそのままテレビに映し出すことが間々ありました。特に、プロ野球シー ズンのスポーツ紙は深夜のニュース時に、早刷りのスポーツ紙の1面を映し出すのが、ニュース番組的に視聴率をとれるといったことで多くの放送局が新聞社と 提携して、新聞とくに地元球団が勝った時の1面をいち早く放送していました。

 建設機器リース会社の社長は、ここに目を付けました。建設機 器を借りてくれるクライアントは野球好きの方が多く、特に地元球団が勝った翌日には商談もスムーズに行くことが多くありました。そこで社長はスポーツ紙の 題字下に広告出稿することにしたのです。

 

地元球団が勝った翌日には商談も

  この戦略は、見事に効果を出しました。社長のもとには、「昨日の深夜のスポーツニュース見たよ、テレビに出ていたね」とか、新規顧客にも「そうそうスポー ツ新聞で会社の広告みたよ」とか、広告の反響が多く寄せられました。社長は、新聞を見ている人がターゲットではなく、新聞をテレビのニュース番組を通じて 見せることに、その価値を見いだしていたのです。

まさに、この使い方こそ、新聞広告の特長である「ニュース性」を活かした戦略なんです。今では新聞の広 告スペースを隠して放送することも多くなりましたが、地方のテレビ局ではまだまだ使える手かもしれません。よろしかったらお試しください。

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