サイトを売るタイミング

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

サイトを売るタイミングとは

 結論から言います。
「売りたくないときが売り時です」
 私はこの言葉をものすごく世に広めたい、と日々思っています。売買をする人間心理を考えれば簡単なのですが売りたいもの、手放したいものは単純に人もいらない、渡したくないもの自分で持っていたい物は人も欲しい、ということです。

 買い手様から必ず聞かれる理由が「売却理由」です。企業の面接の際にもなぜ前職の会社を辞めるのか?という退職理由を聞かれると思いますが、それと似ていると思います。

 当然ですが、両方とも自分に不利になるような理由はいわないと思います。しかし、採用と違うのは、サイトの場合は理由がどうであれ、過去6~12カ月くらいの売り上げ、利益、PV、会員数の推移などを数字で確認することができます。したがって、その推移を見れば、数字が物語っているのが一目で分かります。

 どんなに綺麗事を言おうが、右肩下がりなら下方トレンド、右肩上がりなら上昇トレンドとなりますので、買う側の心理心境はその直近の数値で「欲しい」と思われるサイトか「価値が低そうだな」と思われるサイトかという感じになります。

 

サイトの価値のトレンド

 以下の図のA、B、C、Dと売るタイミングがありますが、AとCで、その時点の数字が同じでも、少し過去にさかのぼると数字が、右肩上がりか、右肩下がりかという違いだけで、買う側の心理に与える印象が変わってきますので、ここがポイントです。売りたくない、売る気がないときが売り時

 また、Bの場合はどうでしょう?Bの場合も結論から申しますと評価は高いです。ある一定の数字が毎月コンスタントに上げられているというのは買う側からしたら非常に評価は高く、安定した数字が見込めているので買った後の予測が立ちやすく買収の際も心理的に安心した形での売買交渉になります。

 Dの場合は価値をどこに見出すか、また、どんな方が買うかです。価値はインターネット上に長くあったということでのバックリンクやアクセス数、そして会員(アクティブかどうかは別問題)です。つまり、ほぼ価値がない状況なので、価格に関しては高望みはできませんが、売れるか売れないかでいえば、売れないとは言い切れないのかサイト売買です。

 

サイトのリノベーション

 Dのサイトでも、買い手がつく可能性は十分あります。ただし、底のサイトを買う方は自分で価値を上げられる、もしくは、上げるプランを持っている、または、ただ単にバックリンク稼ぎのためだけに安く買う、という目的だと思います。前者の安く買って価値を上げて転売するというのは最近「リノベーション」と言う名で、不動産業界でも流行していますが、サイトも同様です。
 以上のように何の世界でも栄枯盛衰はありますが、サイトを売るタイミングを、まとめますと
○上昇基調のとき
○安定基調のとき
→「売りたくないとき」が高く売ります。
 皆さん、ぜひ覚えておいてください。物を売るときは
「売りたくない時が売り時です!」

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