女性の起業・独立 Vol.19 カラーセラピーで研修生の悩みを見抜く人材サービスの女性社長

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
クオリティーの高い研修で人を育て、企業からの信頼も厚いJ・スタッフ21。 優しく穏やかな雰囲気を持つ柴田社長にお話を伺いました。

社長にインタビュー

②⑨本番2.PNG社名 株式会社 J・Staff21
設立 2003年 6月
代表取締役 柴田 麻美

【事業内容】
事業内容 一般労働者派遣業(厚生労働大臣許可 般 13-300223)
職業紹介事業(厚生労働大臣許可 13-ユ-300393)
アウトソーシング事業
CSO事業
教育研修事業 財団法人医薬情報担当者教育センター認定
      (教育研修施設 許可番号MR-E第26号)
      (教育研修システム 許可番号 MR-S第61号)

 

<川崎>御社はMRに特化した人材サービスをされていますが、私は「MR」自体の知識がないので、まずはそれについて教えてください。

<柴田社長>MRとはMedical Representativeの略称で、日本語にすると「医薬情報担当者」です。

簡単に言うと、

 1. 医師や薬剤師等の医療従事者へ、必要としている医薬品に関してのヒアリングを行う

 2.それに相応しい医薬品にはどのような効果・効能・副作用があるかを伝える

 3.医薬品を使った患者さんに副作用がなかったか等の情報を収集し、会社にフィードバックする

 4.また、ニーズのあった医薬品について、医薬品卸との情報交換を行う

 などの業務を行います。

 

<川崎>なるほど。よく分かりました。MRになるためには、もちろん医薬品についてくわしくならなければいけないですよね。 御社では研修がとても充実されていると伺ったのですが?

<柴田社長>MRは、ただ知識を持っていればいいというものではありません。専門知識を学ぶMR研修はもちろん、マナーやプレゼン、モチベーショ ン、内面・外見トータルでの自分磨き研修などを2ヵ月に渡り実施しています。また、MRは車での移動が中心となるので安全運転講習も行います。

 

<川崎>研修メニューが豊富ですね。全10項目もあるので、生徒を飽きさせないでしょうね。

<柴田社長>そうですね。飽きたという声を聞くことはないです。・・・というより、飽きる余裕も無いくらい、ハードなんです。特に自分磨き研修においては、泣き出す者も・・・。見ていると私も泣きそうになるので、研修中はあまりお邪魔しないようにしています。

 

<川崎>なんだか、『エースを狙え』とか『アタックNO.1』のようなスポコンを思い出します・・・

<柴田社長>それに近いかもしれません。講師は「現場に出た時に苦労しないように・・・」という愛情でビシバシ指導しますから。

 

<川崎>研修を終えた生徒さんのお声はいかがですか?

<柴田社長>会社の先輩から威厳があり、厳しいと言われていた先生とも上手く付き合えたり、営業の経験がまったくなくても自信を持ってプレゼンができたりと、「あの厳しい研修があったから・・・」という嬉しい反応がほとんどです

 

<川崎>正しいと自信を持てる知識を身に付けていると、自ずと堂々としてくるので、結果的に相手にも信頼してもらえるんですよね。

<柴田社長>そうなんです。弊社は3ヵ月に一度、MRスタッフの営業同行をしているんですが、その度に個々の成長に驚かされます。終了式では全員号泣です。

 

<川崎>ところで、オフィスの入り口に置いてあるキレイなビンは何なのですか?

<柴田社長>これは、『カラーセラピー』といって、選ぶ色でその時の心理状態を見るセラピーで使用するものなんです。
 川崎さん試しに一つ選んでみてください。⑦.PNG

 

<川崎>私はこの紫と黒のビンが一目で気に入りました!

<柴田社長>ふむふむ。なるほど。川崎さんは、好奇心旺盛でたくさんのことに興味を持つタイプですね。

 

<川崎>そうなんです!飽きっぽいんです。なぜ選んだ色で分かるのか、不思議。
面白いですね。カラーセラピーをどのように活用されていらっしゃるんですか?

<柴田社長>研修中、落ちこんでいる生徒さんに話を聞く時に、間に入るアイテムとして使ったりしています。
「何に悩んでいるの?」という切り口だと本音を引き出すまでに時間がかかるんですが、こういったツールを使って、「今こんな心理状態だって出ているよ」と振ってみると「そうなんです。実は・・・」と話し出してくれやすいんです。

<川崎>なるほど~。それはおもしろいですね。男女問わず、占いみたいなものって好きですし、確かに話しやすいかも。

 

<川崎>御社は今後どのように展開して行かれるのですか?

<柴田社長>急激に成長させようとは考えていないんです。研修も今のまま少人数制で、しっかりしたサポートを強みとして続けていきたいと思っています。
 医薬品メーカーへの女性の中途採用は非常にハードルが高いのが現状ですが、弊社を通して多くの女性がステップアップできたり、夢を叶えるお手伝いができたらいいなと思っています。

参考リンク:女性起業

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