横浜起業 Vol.3 ファッション検索サイト「ふくナビ」で勝負するアメリカ帰りの若手社長

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
  さて、今回は店舗とユーザーを引き合わせ、店舗のブランディングをサポートするファッション総合検索サイト「ふくナビ」を運営する、トータルファッション メディア株式会社(http://www.fuku-navi.jp/)の代表取締役、武井浩三さんにお話を伺いました。

アメリカ帰りの若手社長が目指すものは?

  アメリカに留学していた武井さん。当時を振り返り「日本に帰って何かお金を廻せるものを作りたいと思いまずは輸入を考えました。アメリカでの仕入先、日本 での卸先を探してお店を回りコネクション作りをしましたが、掘れば掘るほど個人でのビジネスの難しさを知り、輸入ビジネスを断念しました。」と語ってくれ ました、しかし、その過程で武井さんは日本に服飾ファッション検索サイトがほとんどないことに気付きました。
 

ぐるなび、ぐるめピタなどグルメに関する検索サイトは多数あるのにファッション関係はほとんど無いところに注目

  もともと音楽やファッションに強く興味を持っていた武井さん。その分野をさらに深く掘り下げ、2005年6月には事業計画書も作りました。何度も挫けそう になりながらも横浜産業振興公社の経営相談を受けながら試行錯誤を重ね、2006年7月に服飾ファッションの総合検索サイト「ふくナビ」を立ち上げるに至りました。同サイト制作に取り掛かってからは2ヶ月間ほとんど寝ないでも平気だったと言う武井さん。しかし苦労は立ち上げてからの方が多かったそうです。
 

起業前より起業後の方がずっと大変

  横浜産業振興公社のエキスパート相談で司法書士や弁護士にアドバイスをもらいながら、企画を練り、仲間を集め、起業準備を進めながら株式会社を設立。この 期間も十分大変だったと思いますが、起業後はお金などの責任が発生し、さらに大変になったそうです。今は収益、売り上げをどう上げていくのかを最重要課題と している武井さん。継続的に同公社で中小企業診断士に相談してひとつひとつ問題解決をしていきました。これらのアドバイスのおかげで「かなり助かっていま す」と話してくれました。交通の便が良いということで横浜での会社設立を決めたそうですが、このように横浜産業振興公社を活用することで予想以上の利点が あったようです。
 

 お店とお客様を結びつける

 いわゆる既存のインターネットショッピングサイトですと、検索を行った際に直接商品ページにアクセスされ、お店(のホームページ)のアピールできないという現状に目をつけた武井さん。そこで次のように考えました。

商品単位で紹介するという切り口とはまったく違うものにしよう。
 →お店そのものを重視しよう。
 →お店自体のアピールがしやすいページづくりをしよう。そうすればお店自身がブランド化していくはず。
 →お店自体がブランド化すれば、そこで販売される商品の価値も高まりリピート顧客も期待できる。
 →さらに商品をふくナビで購入できるようにすれば顧客の利便性が高まる。

 「ふくナビ」にお客様が実店舗への買い物感覚でアクセスして欲しいと武井社長は考えています。
 飲食店紹介ポータルサイトで有名なところに「ぐるなび」があります。「ふくナビ」は「ぐるなび」の服飾ファッション版として、お客様とお店を「便利に」「快適に」結び付けるサイトに成長していくことでしょう。

 「ふくナビ」サイトを立ち上げたばかりの武井社長。ますます発展していくインターネット業界の時流に乗り、「服飾ファッションの総合検索サイト」として確固たる地位を確立していくことを期待します。

会社概要
トータルファッションメディア株式会社
所在地 〒231-0004 神奈川県横浜市中区元浜町 3-21-2 ヘリオス関内ビル4F
Tel 045-719-0565
Fax 045-719-0565
E-mail info@fuku-navi.jp
代表取締役 武井 浩三

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